4コマ漫画の練習方法
4コマ漫画を練習する方法は、漫画でも長編の漫画を描くのとは違い、ストーリーや絵の描き方には大きな違いが出てきます。4コマ漫画はあくまでも4コマと短編ですので絵とネタとセリフの構成で成り立っています。いわば、お笑い芸人の短いネタを短い漫画にするイメージに似ています。普通のストーリーでできている漫画では、絵の繊細さやストーリー性が重要になるので絵のセンスが大きく問われます。4コマ漫画はそもそもの方法論が異なります。
●ステップ1
それでは4コマ漫画を描くための最初の練習は何をしたら良いのかというと、落書きで「絵に慣れること」と「ネタ探し」。この2つです。漫画を描くのですから人物や動物など何か描けないとはじまりません。難しい絵でなくてもテルテル坊主のようなキャラクターが登場人物など、自分で登場人物を作りましょう。あとはネタがないと、笑える4コマ漫画はできないので常日頃から自分が何で笑ったのかメモなどに書き溜めるクセをつけるとネタがどんどん増えてきます。画力自体は上達するでしょうが、構成力、演出力は伴わないでしょう。
●ステップ2
絵を描くことに慣れてきて、ネタがあるのなら、とりあえず描いてみましょう。漫画が描けても面白くないというのが最初の悩みになる方が大勢いらっしゃいます。漫画は、人によって描き方がさまざまですが、最後のオチから描くという方法もあります。そうするとほかのマス埋めが簡単になり、構成が楽になってくるのです。起承転結を1コマ目から順番にあてはめて、ストーリーを割り振り絵とセリフを考えて描き続けていけば、少しずつ絵もセリフも上達してきます。この作業を繰り返し行うことが一番の練習方法で段々上手く面白い4コマ漫画に仕上がるはずです。